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下之郷遺跡とは?

国史跡下之郷遺跡

下之郷遺跡は、滋賀県守山市下之郷町で発見された弥生時代中期の大環濠集落です。 幅の広い環濠が、集落のまわりに3条、さらにその外周に数条の溝が巡らされています。想定される集落の規模は、東西約330メートル、南北約260メートル、面積はおよそ7ヘクタールにおよびます。これは、この時代の環濠集落としては、滋賀県最大、全国でも屈指の規模を誇るものです。 集落を巡る環濠からは土器に加えて多数の木器や石器などが出土し、当時の暮らしの様子がうかがえます。 まさに“弥生のタイムカプセル”ともいうべき下之郷遺跡の調査成果は、弥生時代を考える上で非常に重要なものであることから、平成14年3月19日に国史跡に指定され、遺跡の保存が図られています。
発掘状況

下之郷史跡公園

この下之郷史跡公園は、国の史跡に指定された下之郷遺跡の保存と活用を図るために設置されたものです。 「史跡本質の理解を深める」、「史跡を身近に感じる」、「地域との共生」という基本理念の下で、市街地の中にある史跡の利点を活かし、考古学ファンだけでなく、誰もが気軽に訪れることができ、小中学生は歴史学習や体験学習の場、市民にとっては地域活動の場として活用いただける史跡公園をめざしていきます。 この公園は石田川によって南北に分かれていますが、石田川より北側(北エリア)は3条の環濠を復元し、その外側に体験水田を設けた公園になっており、南側(南エリア)は環濠保存施設、環濠調査施設を設置しています。環濠保存施設は、下之郷遺跡の特徴である環濠を露出展示している他、下之郷遺跡を知っていただくための展示、そして、市民の皆様が単に見学するだけでなく、史跡をテーマとして活用事業の拠点として、ご利用いただくものです。 小中学生の学習の場として、また、市民の方々が事業に参加できる親しみのある史跡公園を理念としていることから、様々な啓発事業や活用団体と協働事業を実施し、史跡活用を図っています。
  • 下之郷遺跡
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