守山市教育委員会事務局 文化財保護課

守山市吉身二丁目5-22
077-582-1156

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埋蔵文化財センターとは

古(いにしえ)の宝物庫 ちょっとのぞいてみませんか?

守山市立埋蔵文化財センターは、野洲川改修工事の際に発見された服部遺跡の調査を契機に、昭和55年11月3日に開館しました。

その後、守山市内の発掘調査での成果の調査・研究・出土品などの収蔵・保管のほかに、その成果を展示・公開しています。

あなたをひととき、古(いにしえ)の守山に引き込んでくれることでしょう。

埋蔵文化財センターの仕事

守山市内には、現在147箇所の遺跡があります。住宅や道路工事などの開発に先立って発掘調査を実施し、その成果を活用するのが埋蔵文化財センターの主な仕事です。

調査・研究

発掘調査で出土した成果品は、復元した後に正確に測量します。また、発掘現場で測量した図面はセンターで、製図して整理します。このような作業を経て、一冊の報告書にまとめて刊行します。

収蔵・保管

センターで保管している遺物は200万点を超えています。これに加え、図面や写真などの貴重な資料を一括して収蔵し、未来に残していくこともセンターの大切な仕事です。

展示・公開

出土した遺物は、遺跡をより身近に感じていただけるように、展示公開しています。また、随時展示品を入れ替えを行っています。

また、年に6回発行する機関紙『乙貞』や、守山市のホームページなどで、市内の発掘調査成果の速報や当センターの情報などを提供しています。

>>機関紙『乙貞』発行内容はこちらからご確認できます。

催し物

埋蔵文化財センターでは、発掘調査の成果をもとに、皆様に楽しく学習していただくためのイベントを随時開催しています。

展示会

春季・秋季特別展や企画展などテーマに即した展示会を開催しています。 2014春季特別展 「守山の弥生遺跡群―服部遺跡・下之郷遺跡・伊勢遺跡―」 秋季特別展 「古墳時代の守山―服部遺跡・下之郷遺跡・伊勢遺跡のその後―」

歴史入門講座

毎年、全体テーマを設けて、専門家を講師に招き、発掘調査の成果を踏まえた講座を開催しています。2014「近江を築いた”ひと”」

体験学習

発掘現場での調査体験や火起こし体験など、さまざま体験学習を開催しています。

施設見学

小中学校の社会科学習や総合学習の受け入、各種見学に対応しています。

遺跡を見る

服部遺跡

昭和49年の夏、野洲川工事の現場で、児童が土器片を見つけたことをきっかけに発見された遺跡です。弥生時代前期の水田跡や、中期の方形周溝墓群が見つかっています。水田跡は、守山で稲作がはじまったことを示す重要な成果となりました。また、奈良時代の銅印「乙貞」も出土しています。
水田
銅印

下之郷遺跡

弥生時代中期の環濠集落跡です。集落を巡る環濠からは、銅剣や盾、戈の柄などの武器・武具が出土しています。これらの成果は、弥生時代の社会を知る上で重要であることから、平成14年に国史跡に指定されています。
環濠
戦いの道具

伊勢遺跡

弥生時代後期の大規模な集落遺跡です。方形区画を伴う大型建物群を中心に、祭殿とみられる独立棟持柱付大型建物が弧を描くように見つかっています。近江南部に形成された「クニ」の中枢として、政治や祭りが行われていたと考えられています。平成24年には国史跡に指定されています。
大型建物跡
祭殿イメージ
   
  • 埋蔵文化財センター
守山市立埋蔵文化財センター
守山市服部町2250番地
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