下之郷史跡公園 10月活動報告その①

11月に入り、季節は秋のはずですが、冬並みに寒い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

下之郷史跡公園10月の活動報告その①です。

弥生人養成講座「弥生織り」活動第4回 10月8日(土)

少し温かい秋の日差しの下、下之郷公園の稲穂も収獲を待ちわびている そんな秋の入り口の8日、第4回目の弥生人養成講座「弥生織り」が開催されました。

東村純子さん(福井大学講師)が人物埴輪から考察できる原始機の歴史等を紹介。 古代世界で行われてきた(タイフン、ブヌン族など)布道具も紹介され日本の布道具との関連性や機織りの歴史等を参加者の皆さんは興味深く学習されました。その後、カラムシや麻の糸を使って整経する体験学習が行われました。古代から使われてきた植物の外皮をそのまま生かした色や、外皮を取り除いた色の微妙な色の違い、 素朴な色合いの美しさに、古代の人の知恵と生活を実感できる。貴重な時間となりました。

次回、第5回目は12月10日土曜日に開催予定です。

弥生人養成講座「弥生の食」第1回 10月17日(月)

 

弥生人育成講座「弥生の食」では、出土物などから当時の食とは、どんなものであったのかを考えました。はじめに、下之郷史跡公園小島所長が、 縄文時代の狩猟やドングリ採集から弥生時代の稲作にかけての変化についての講義。その後は「稲と雑穀の会」の土山さんから、古代米(赤米)についての講座を受けました。

講座のあとは、下之郷史跡公園で育った古代米を用いた三色団子を作る体験実習が行われました。 ヨモギを用いた緑色の団子 、キビを用いた黄色の団子 、赤米を用いた赤色の団子 の3種類を調理しました。 参加者は三色それぞれ違う食感を舌で感じ、自然の色の美しさを目で感じ、また古代の人々から 伝承された食文化の素晴らしさを心で感じた秋のひとときでした。

 

弥生人講座「弥生の米づくり」 第5・6回目 10月22、29日(土)

米作り体験第5回目は、いよいよ稲刈りを行いました。これまでに作成していた石包丁を使い、稲穂の部分だけを片手で刈り取るのはなかなか苦戦していた様子です。刈り取ったものは束ねて約1週間天日に干して第6回目の脱穀まで保存します。

下之郷史跡公園にある桜並木もすっかり秋色に染まり、少し冷たい小雨が降る中、6回目の脱穀は行われました。前日の雨でテント内に収穫された稲を 参加者全員で脱縠。千歯こき(竹の先を尖らせ歯状にしたもの)・竹しごき・選別・たてぎねを用いた臼つき 等、弥生の人々が行っていたであろう脱縠を体験。赤米はイノシシ等から身を守るための【のぎ】(チクチクした棘のようなもの)があり、これを取る【のぎはずし】では、古代の人々の大変な労力に触れることができました。 その後、現代の機械(脱縠機・脱ぼう機・籾すり機・精米機)を使っての精米作業。 古代人が繋いでくれた知恵が現代の機械化につながっていることに感謝の気持ちを抱いた 米づくり体験となりました。

次回、第7回目は12月3日土曜日に開催予定です。

 

以上下之郷史跡公園10月の活動報告その①でした。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

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下之郷史跡公園 9月活動報告

夏が終わり、過ごしやすい季節がそろそろやってきそうですね。寒暖の差が激しいため体調には注意したい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月も下之郷史跡公園で行われたイベントの報告をいたします!!

下之郷遺跡キッズクラブGO Kids」 活動第四回目(9月10日)

今回の「GO Kids」では、「赤米・熱帯ジャポニカの開花の観察、BBC(びわ湖放送)の取材撮影、PRビデオの撮影」の3つの活動を行いました。

まず、赤米・熱帯ジャポニカの開花の観察をしました。普段見ることが少ないお米の花や色鮮やかな赤いノギ(トゲ状の部分)を観察することができました。

次に、BBCの取材撮影を受けました。BBCの人から、撮影時の姿勢やセリフの読み方などの注意を受けながら無事に撮影を終えました。子供たちは、まるでテレビタレントの気分になっていました。その時の映像は、10月7日(金)、10月21日(金)の守山ニュースの中で流れる予定です。

最後に、館内の展示コーナーや下之郷遺跡からの出土品のPRビデオの撮影を行いました。子供たちが、ADやタイムキーパーなどの役割を担当し、先ほどとは逆に、テレビの撮影スタッフの気分になっていました。撮影したPRビデオは今後下之郷史跡公園で公開予定ですので、ぜひ見に来てくださいね!

弥生人育成講座「弥生織り」 活動第三回目(9月10日)

9月10日(土)に、第三回弥生人養成講座「弥生織り」が開催されました。

今回の講座では、講師の東村純子先生(福井大学講師)による「弥生織り」についての講義と、機織りの準備工程で縦糸の必要な本数・長さ・張力などをそろえる「整経」作業の2つのことを行いました。

次回からは、いよいよ機織りの作業を行っていきます。完成が今から楽しみですね!

弥生人養成講座「弥生の米づくり」 活動第4回目(9月17日)

9月17日(土)に、第3回[弥生の米づくり]が行われました。

まず、稲の花を観察しました。下之郷で栽培している稲の花は9月中旬の晴れた日の10時から14時ごろに咲きます。写真の白い部分が雄しべです。稲の花の観察が終わったら、実ったお米が鳥に食べられないように、風が吹いたら音が鳴る「鳴子」と、たくさんのお米が獲れるように、おまじないのための「鳥形木製品」を田の周りに立てました。そして最後に、大豆の成長を観察しました。

次回はいよいよ稲と大豆の収穫をします。たくさん収穫できるといいですね!

 

以上下之郷史跡公園9月の活動報告でした。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

 

 

下之郷史跡公園「弥生の夜話会」を開催します

本格的な夏も終わりを告げ、過ごしやすい秋を迎えつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

秋といえば、「秋の夜長」という言葉があり、暑い夏を経て涼しい夜が長くなるのを賞嘆するのが「夜長」の意味です。確かに秋は、夏に比べ涼しく、冬に比べると寒すぎず、読書や考えごとに没頭できる季節ですね。

さて、下之郷史跡公園では、そんな秋の夜長をより一層楽しむイベントを開催いたします。

「弥生の夜話会」

趣旨

今から2000年以上も昔、下之郷には大きな村がありました。その村の発掘調査では弥生人たちが生活した家屋が見つかっています。今回の夜話会では、日本周辺の民族建築や家屋にまつわる昔話を紹介しながら、現代人が弥生人に学ぶべきものを問い直し、皆さんと一緒に遺跡の魅力を再発見したいと思います。

開催内容

日程  平成28年10月17日(月) 午後7時00分から午後8時30分まで

場所 下之郷史跡公園(小雨決行)

話手 今関信子さん(児童文学者)・佐藤浩司さん(国立民族学博物館)

演題 「穴からはじまる住まいの歴史」

対象 高校生以上

参加費 無料

申込先 下之郷史跡公園(火曜日、祝日の翌日は休館)

☎077-514-2511

※参加には事前申し込みが必要です。

夜話会 ←パンフレットはこちらです。

皆様のご参加心よりお待ちしております。

下之郷史跡公園8月活動報告 その2

9月に入ってからも暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回も下之郷史跡公園8月の活動報告をさせていただきます。

弥生人養成講座「弥生の米づくり」8月6日(土)

弥生人養成講座「弥生の米づくり」の第三回目の活動では、まず、6月に植えた稲の成長の様子を観察しまし、10月に行われるお米の収穫に使う石包丁を作りました。次に、お米がたくさん獲れるためのおまじないための鳥型木製品と、鳥にお米が食べられないように、風が吹くと大きな音がなる、鳴子(なるこ)を作りました。最後には、下之郷遺跡からも見つかっているシソを使ったジュースで、疲れた体を元気にしました。

子供たちの作った、鳥形木製品と鳴子で水田の米がもっと元気に育つことを祈っています。

下之郷遺跡キッズクラブGO Kids」 活動第三回目(8月20日)

「GO Kids」第三回目の活動は、下之郷史跡公園で行いました。今回の「GO Kids」では、「弥生人の衣装や機織の道具の話を聞き、織り布体験をする。藍のすり染め体験をする。」の2つの活動をしました。

まず、守山市の文化財担当職員から、下之郷史跡公園の環濠保存施設の弥生織りの展示コーナーで、弥生人の衣装である「貫頭衣(かんとうい)」や機織の道具の話を聞きました。

次に、2班に分かれて交代で、実際に機織の道具を使って、弥生人と同じように布を織る体験と、藍のすり染め体験をしました。子供たちは、最初はとまどいながらも機織りの道具を使って、上手に布を織っていました。また、藍のすり染めでは、子供たちのアイディアで、藍以外の植物も使い、色とりどりに布を染めていました。

今まで、見たことも触ったことも無い道具を使った作業だったので、初めは上手にできなかったり、慣れない姿勢に苦戦していましたが、少し練習すると布を織ることができました。

次回のGOKidsでは、下之郷史跡公園のPR動画の作成と編集を行う予定です。どんな動画が完成するのか楽しみですね。

弥生人養成講座 -「弥生の技」-(8月27日)

弥生人養成講座「弥生の技」が開催されました。講師には、布谷 知夫さん(三重県立総合博物館 前館長)をお呼びし、「弥生人からつづく - 人と植物のつき合い - 」という演題で、4つの小テーマを設けて講演をして頂きました。

現在私たちが食べている植物と、過去に食べられていた植物の比較や、現在も昔ながらのイグネと呼ばれる果樹などを植えた屋敷林で自給自足に近い暮らしを行っている三重県の里山のお話、また人里に近く人と関りのある森林という意味の「里山」から人々が受けていた恩恵の話を聞き、最後には下之郷遺跡周辺の古植生を考察しました。

また、講義の中では、弥生時代の人がドングリを食べていたということで、高知県で食べられていた「カシ豆腐」という、ドングリの仲間であるカシの実を使った料理を受講生の皆さんに食べて頂き、実際に食も堪能できた講義となりました。

以上下之郷史跡公園8月の活動報告その2でした。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

 

 

下之郷史跡公園8月活動報告 その1

夏の暑さも山場を迎え、子供たちにとっては楽しい夏休みまっただ中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

では、史跡公園の活動報告をさせていただきます!!

今回は、参加者に大人気、夏の自由研究にも使える、夏休み体験教室の各教室第二回目の様子をお届けします。

 

夏休み体験教室『植物標本づくり体験』 第2回目 8月5日(金)

第2回目の『植物標本づくり体験』では、第1回目に標本にした植物の名前を詳しく調べ、ラベルに書き、標本とラベルを台紙に貼りつけて完成させました。子供たちは、お母さんやお父さんと一緒に、講師の先生に植物の名前を聞いたり、植物図鑑で植物について調べたりしながら、標本づくりを完成させました。ひとつひとつがこの世に1つしかないオリジナルの植物図鑑が完成しました。

講師紹介

上中 央子(うえなか ひさこ)先生

奈良県奈良市にある奈良文化財研究所で、おもに藤原京や平城京の発掘調査で出土する植物遺体(花粉・種実・葉など)の研究をされています。

夏休み体験教室『カイコのマユ染め体験』 第2回目 8月8日(月)

第2回目の『カイコの繭染め体験』では、カイコについての勉強と、カイコのマユクラフト作りをしました。カイコについての勉強では、講師の立石先生から、カイコが幼虫から成長してマユを作るまでのお話と、カイコはお蚕さんと呼ばれ、昔から絹を取り衣服に利用するために人工的に飼育され、感謝の気持ちをもって大切にされてきたというお話を聞きました。

カイコのマユクラフトでは、来年が酉年ということで、鳥の形をしたマユクラフトにも挑戦しました。子供たちの作ったかわいい鳥のマユクラフトぜひ家に飾ってくださいね。

講師紹介

立石 文子(たていし ふみこ)先生

下之郷史跡公園では、「弥生織りの会」の代表として、弥生時代の機織りの道具の復元や染織の研究、各種イベントのサポートなどをされています。また、下之郷史跡公園以外では、近江上布の伝統工芸士として、全国で麻の魅力を伝えるために講演をされています。

夏休み体験教室『魚つかみと調査体験』 第2回目 8月18日(木)

魚つかみ体験第二回目の内容は、松田征也先生による、前回の石田川で獲れた魚のお話。下之郷史跡公園内の復原環濠での魚つかみ体験。復原環濠で獲れた魚の分析の3つをおこないました。

前回の石田川での魚つかみでは、ヌマエビ、ヌマヌツ、フナ類がたくさん獲れました。フナ類は、体験水田に放流しているゲンゴロウブナの可能性が高いそうです。今回の復原環濠での魚つかみでは、前回石田川見た魚にくわえ、外来種であるウシガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニなどの外来の生物がたくさん環濠の中にいることが分かりました。そのため今後対策を考えていかないといけない様です。

二回にわたって行ってきた魚つかみ体験でしたが、暑い夏の日中に冷たい川に入ることもでき、子供たちにも大盛況でした。

講師紹介

松田征也(まつだ まさなり)先生

草津市にある、琵琶湖博物館よりお越しいただきました。底生生物学を専門にマシジミの遺伝育種学的研究など様々な研究をされています。

 

以上下之郷史跡公園で行われた、夏休み体験教室の報告でした。今年参加して頂いた皆様ありがとうございました。今年参加できなかった方は是非来年の参加をお待ちしております。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511