下之郷史跡公園「弥生の夜話会」を開催します

本格的な夏も終わりを告げ、過ごしやすい秋を迎えつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

秋といえば、「秋の夜長」という言葉があり、暑い夏を経て涼しい夜が長くなるのを賞嘆するのが「夜長」の意味です。確かに秋は、夏に比べ涼しく、冬に比べると寒すぎず、読書や考えごとに没頭できる季節ですね。

さて、下之郷史跡公園では、そんな秋の夜長をより一層楽しむイベントを開催いたします。

「弥生の夜話会」

趣旨

今から2000年以上も昔、下之郷には大きな村がありました。その村の発掘調査では弥生人たちが生活した家屋が見つかっています。今回の夜話会では、日本周辺の民族建築や家屋にまつわる昔話を紹介しながら、現代人が弥生人に学ぶべきものを問い直し、皆さんと一緒に遺跡の魅力を再発見したいと思います。

開催内容

日程  平成28年10月17日(月) 午後7時00分から午後8時30分まで

場所 下之郷史跡公園(小雨決行)

話手 今関信子さん(児童文学者)・佐藤浩司さん(国立民族学博物館)

演題 「穴からはじまる住まいの歴史」

対象 高校生以上

参加費 無料

申込先 下之郷史跡公園(火曜日、祝日の翌日は休館)

☎077-514-2511

※参加には事前申し込みが必要です。

夜話会 ←パンフレットはこちらです。

皆様のご参加心よりお待ちしております。

下之郷史跡公園8月活動報告 その2

9月に入ってからも暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回も下之郷史跡公園8月の活動報告をさせていただきます。

弥生人養成講座「弥生の米づくり」8月6日(土)

弥生人養成講座「弥生の米づくり」の第三回目の活動では、まず、6月に植えた稲の成長の様子を観察しまし、10月に行われるお米の収穫に使う石包丁を作りました。次に、お米がたくさん獲れるためのおまじないための鳥型木製品と、鳥にお米が食べられないように、風が吹くと大きな音がなる、鳴子(なるこ)を作りました。最後には、下之郷遺跡からも見つかっているシソを使ったジュースで、疲れた体を元気にしました。

子供たちの作った、鳥形木製品と鳴子で水田の米がもっと元気に育つことを祈っています。

下之郷遺跡キッズクラブGO Kids」 活動第三回目(8月20日)

「GO Kids」第三回目の活動は、下之郷史跡公園で行いました。今回の「GO Kids」では、「弥生人の衣装や機織の道具の話を聞き、織り布体験をする。藍のすり染め体験をする。」の2つの活動をしました。

まず、守山市の文化財担当職員から、下之郷史跡公園の環濠保存施設の弥生織りの展示コーナーで、弥生人の衣装である「貫頭衣(かんとうい)」や機織の道具の話を聞きました。

次に、2班に分かれて交代で、実際に機織の道具を使って、弥生人と同じように布を織る体験と、藍のすり染め体験をしました。子供たちは、最初はとまどいながらも機織りの道具を使って、上手に布を織っていました。また、藍のすり染めでは、子供たちのアイディアで、藍以外の植物も使い、色とりどりに布を染めていました。

今まで、見たことも触ったことも無い道具を使った作業だったので、初めは上手にできなかったり、慣れない姿勢に苦戦していましたが、少し練習すると布を織ることができました。

次回のGOKidsでは、下之郷史跡公園のPR動画の作成と編集を行う予定です。どんな動画が完成するのか楽しみですね。

弥生人養成講座 -「弥生の技」-(8月27日)

弥生人養成講座「弥生の技」が開催されました。講師には、布谷 知夫さん(三重県立総合博物館 前館長)をお呼びし、「弥生人からつづく - 人と植物のつき合い - 」という演題で、4つの小テーマを設けて講演をして頂きました。

現在私たちが食べている植物と、過去に食べられていた植物の比較や、現在も昔ながらのイグネと呼ばれる果樹などを植えた屋敷林で自給自足に近い暮らしを行っている三重県の里山のお話、また人里に近く人と関りのある森林という意味の「里山」から人々が受けていた恩恵の話を聞き、最後には下之郷遺跡周辺の古植生を考察しました。

また、講義の中では、弥生時代の人がドングリを食べていたということで、高知県で食べられていた「カシ豆腐」という、ドングリの仲間であるカシの実を使った料理を受講生の皆さんに食べて頂き、実際に食も堪能できた講義となりました。

以上下之郷史跡公園8月の活動報告その2でした。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

 

 

下之郷史跡公園8月活動報告 その1

夏の暑さも山場を迎え、子供たちにとっては楽しい夏休みまっただ中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

では、史跡公園の活動報告をさせていただきます!!

今回は、参加者に大人気、夏の自由研究にも使える、夏休み体験教室の各教室第二回目の様子をお届けします。

 

夏休み体験教室『植物標本づくり体験』 第2回目 8月5日(金)

第2回目の『植物標本づくり体験』では、第1回目に標本にした植物の名前を詳しく調べ、ラベルに書き、標本とラベルを台紙に貼りつけて完成させました。子供たちは、お母さんやお父さんと一緒に、講師の先生に植物の名前を聞いたり、植物図鑑で植物について調べたりしながら、標本づくりを完成させました。ひとつひとつがこの世に1つしかないオリジナルの植物図鑑が完成しました。

講師紹介

上中 央子(うえなか ひさこ)先生

奈良県奈良市にある奈良文化財研究所で、おもに藤原京や平城京の発掘調査で出土する植物遺体(花粉・種実・葉など)の研究をされています。

夏休み体験教室『カイコのマユ染め体験』 第2回目 8月8日(月)

第2回目の『カイコの繭染め体験』では、カイコについての勉強と、カイコのマユクラフト作りをしました。カイコについての勉強では、講師の立石先生から、カイコが幼虫から成長してマユを作るまでのお話と、カイコはお蚕さんと呼ばれ、昔から絹を取り衣服に利用するために人工的に飼育され、感謝の気持ちをもって大切にされてきたというお話を聞きました。

カイコのマユクラフトでは、来年が酉年ということで、鳥の形をしたマユクラフトにも挑戦しました。子供たちの作ったかわいい鳥のマユクラフトぜひ家に飾ってくださいね。

講師紹介

立石 文子(たていし ふみこ)先生

下之郷史跡公園では、「弥生織りの会」の代表として、弥生時代の機織りの道具の復元や染織の研究、各種イベントのサポートなどをされています。また、下之郷史跡公園以外では、近江上布の伝統工芸士として、全国で麻の魅力を伝えるために講演をされています。

夏休み体験教室『魚つかみと調査体験』 第2回目 8月18日(木)

魚つかみ体験第二回目の内容は、松田征也先生による、前回の石田川で獲れた魚のお話。下之郷史跡公園内の復原環濠での魚つかみ体験。復原環濠で獲れた魚の分析の3つをおこないました。

前回の石田川での魚つかみでは、ヌマエビ、ヌマヌツ、フナ類がたくさん獲れました。フナ類は、体験水田に放流しているゲンゴロウブナの可能性が高いそうです。今回の復原環濠での魚つかみでは、前回石田川見た魚にくわえ、外来種であるウシガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニなどの外来の生物がたくさん環濠の中にいることが分かりました。そのため今後対策を考えていかないといけない様です。

二回にわたって行ってきた魚つかみ体験でしたが、暑い夏の日中に冷たい川に入ることもでき、子供たちにも大盛況でした。

講師紹介

松田征也(まつだ まさなり)先生

草津市にある、琵琶湖博物館よりお越しいただきました。底生生物学を専門にマシジミの遺伝育種学的研究など様々な研究をされています。

 

以上下之郷史跡公園で行われた、夏休み体験教室の報告でした。今年参加して頂いた皆様ありがとうございました。今年参加できなかった方は是非来年の参加をお待ちしております。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

 

下之郷史跡公園7月活動報告 その2

8月に入りだんだんと気温が上がって暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回も引き続き史跡公園7月分の活動を報告したいと思います!!

夏休み体験教室「草花標本づくり体験」第一回目 7月22日

下之郷史跡公園では、子供たちに夏休み利用して様々な体験をしてもらおうと、夏休み体験教室を開講しました。

今年度第一回目の「草花標本づくり体験」では、講師に奈良文化財研究所の上中央子先生をお招きし、子供たちと史跡公園の周りに生えている草花を観察しつつ標本を作製しました。

普段は目にも留めないような道端の草花でも、図鑑で調べてみると実にたくさんの種類のものがあることがわかり、子供たちの標本も様々な草花で埋め尽くされていました。

次回第二回目では、標本の完成に向けて作業を進めていきます。

夏休み体験教室「蚕のまゆ染め体験」 第一回目 7月25日

「蚕のまゆ染め体験」教室では、蚕のまゆから取った糸を、何個か合わせて一本の強い糸を作り、その糸を使ってミサンガを織ったり、草花を使った叩き染めを行いました。

実際に蚕の糸を取り出す前には、講師である「弥生織の会」の立石先生から講義を行っていただき、蚕の漢字の成り立ちや歴史を説明していただきました。

実際に繭から糸を取り出して合わせてみると大変強い糸が出来上がり、生徒の皆さんも驚いていました。同時に行われた藍染では、白のハンカチに草花を使って色をきれいにつける事が出来ました。

 

夏休み体験教室「魚つかみと調査体験」 第一回目 7月28日

「魚つかみと調査体験」は、下之郷史跡公園の周辺でどのような魚が生息しているかを調べました。

下之郷遺跡で行われた発掘調査で、遺構からフナ類の骨が見つかっており、現在と弥生時代でそのような変化があるのかを観察しました。

第一回目となる今回は、環濠保存施設と公園の間を流れる石田川の調査を行いました。琵琶湖博物館より講師の松田征也先生をお呼びし、講義を受けた後、子供たちは元気よく魚つかみをすることができました。

石田川には、さまざまな種類の魚が生活していて、似ている魚でも実は種類が違います。講師の先生に種類分けをしてもらいじっくりと観察することで子供たちも何か違いを見つけられたのではないでしょうか。

今回の調査結果は下之郷史跡公園にも、掲載していますので興味を持たれた方は是非お越しになってください!!

 

以上7月の活動報告その(2)でした。まだまだ暑い日が続きますが史跡公園ではこれからもたくさんの行事で皆様をお待ちしております。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

下之郷史跡公園 7月活動報告 その1

下之郷史跡公園7月の活動報告をご紹介します!!

7月は、子供たちが待ちに待った夏休みが始まり、今まで以上にたくさんの行事が行われました。

そのため7月の活動報告は前半と後半の二回に分けてご紹介します。

下之郷遺跡キッズクラブGO Kids」 活動第二回目(7月9日)

「GO Kids」第二回目の活動は、下之郷史跡公園を飛び出して服部町の守山市埋蔵文化財センターで行われました。

当初は野外での活動を予定していましたが、天候はあいにくの雨で、急きょ予定変更となってしまいました。

しかし、子供たちは、下之郷遺跡から出土している二ゴロブナを使った郷土料理の「鮒ずし」を来年2月頃に食べるための下準備を行ったり、ふだん入れない埋蔵文化財センターの収蔵庫探検や石器の学習、土器の実測などなかなかできない体験をし大喜びでした。

鮒ずしの下準備では、鮒を洗ったり、お米をお腹に詰めて鮒ずしを漬けました。独特のにおいに最初は躊躇していましたが、慣れてくるとスムーズに作業ができました。

収蔵庫探検や土器の実測では、実際に守山市で見つかった土器を見て、触って図面を作成しました。方眼紙などの見慣れたものから、ディバイダーやキャリパーなど専門の道具も使い方を教えてもらいました。

はたして鮒ずしは上手に完成するのか!?今後も「Go Kids」から目が離せません!!

 

弥生人養成講座「弥生織り」第二回 (7月9日)

今回の講座のテーマは、「染色・糸づくり」ということで、麻の繊維への草木染めや、カラムシからの糸づくりを行いました。

草木染めには、キハダ、クサギ、アカネを使って木や草を約1時間煮出し、その染液で20分ほど布などを染める。

その後、媒染し、よく水洗いすることで綺麗に染め上ります。また媒染とは、染料の定着と発色をさせるためのもので主に鉄や銅、灰汁、みょうばんなどが使用されます。

麻の繊維が奇麗な色に染めあがった麻は史跡公園内に展示していますのでぜひご覧になってください。

 

弥生人養成講座「弥生の米作り」 第2回目(7月16日)

第二回目の米作り講座では、前回植えた田んぼの苗が大きく育つように、貫頭衣を着て、田んぼの草引きを取りました。そのあと、赤米を粉末状にした赤米粉やヨモギを使ったイバラモチ作りにチャレンジしました。

田んぼの草引きでは、自分たちの植えた苗を大きくするため親子協力して草を刈る姿を見ることができました。イバラモチ作りでは、米で餅を練ったのちに赤米粉やヨモギを加えることで、香りときれいな色のついたお餅が完成しました。

草引きで疲れた後に食べた甘いお餅は大変おいしかった様子ですぐに無くなってしまいました!

今回作った「イバラモチ」は下之郷史跡公園などで発売されているレシピ本にも掲載されていますので、皆さんもぜひチェックしてくださいね!

 

以上7月の活動報告(その1)でした。まだまだ暑い日が続きますが史跡公園ではさらにたくさんの行事で皆様をお待ちしております。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511