8月に入りだんだんと気温が上がって暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回も引き続き史跡公園7月分の活動を報告したいと思います!!
夏休み体験教室「草花標本づくり体験」第一回目 7月22日
下之郷史跡公園では、子供たちに夏休み利用して様々な体験をしてもらおうと、夏休み体験教室を開講しました。
今年度第一回目の「草花標本づくり体験」では、講師に奈良文化財研究所の上中央子先生をお招きし、子供たちと史跡公園の周りに生えている草花を観察しつつ標本を作製しました。
普段は目にも留めないような道端の草花でも、図鑑で調べてみると実にたくさんの種類のものがあることがわかり、子供たちの標本も様々な草花で埋め尽くされていました。
次回第二回目では、標本の完成に向けて作業を進めていきます。
夏休み体験教室「蚕のまゆ染め体験」 第一回目 7月25日
「蚕のまゆ染め体験」教室では、蚕のまゆから取った糸を、何個か合わせて一本の強い糸を作り、その糸を使ってミサンガを織ったり、草花を使った叩き染めを行いました。
実際に蚕の糸を取り出す前には、講師である「弥生織の会」の立石先生から講義を行っていただき、蚕の漢字の成り立ちや歴史を説明していただきました。
実際に繭から糸を取り出して合わせてみると大変強い糸が出来上がり、生徒の皆さんも驚いていました。同時に行われた藍染では、白のハンカチに草花を使って色をきれいにつける事が出来ました。
夏休み体験教室「魚つかみと調査体験」 第一回目 7月28日
「魚つかみと調査体験」は、下之郷史跡公園の周辺でどのような魚が生息しているかを調べました。
下之郷遺跡で行われた発掘調査で、遺構からフナ類の骨が見つかっており、現在と弥生時代でそのような変化があるのかを観察しました。
第一回目となる今回は、環濠保存施設と公園の間を流れる石田川の調査を行いました。琵琶湖博物館より講師の松田征也先生をお呼びし、講義を受けた後、子供たちは元気よく魚つかみをすることができました。
石田川には、さまざまな種類の魚が生活していて、似ている魚でも実は種類が違います。講師の先生に種類分けをしてもらいじっくりと観察することで子供たちも何か違いを見つけられたのではないでしょうか。
今回の調査結果は下之郷史跡公園にも、掲載していますので興味を持たれた方は是非お越しになってください!!
以上7月の活動報告その(2)でした。まだまだ暑い日が続きますが史跡公園ではこれからもたくさんの行事で皆様をお待ちしております。
もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511