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守山の文化財

下之郷史跡公園8月活動報告 その1

2016年9月13日

夏の暑さも山場を迎え、子供たちにとっては楽しい夏休みまっただ中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

では、史跡公園の活動報告をさせていただきます!!

今回は、参加者に大人気、夏の自由研究にも使える、夏休み体験教室の各教室第二回目の様子をお届けします。

 

夏休み体験教室『植物標本づくり体験』 第2回目 8月5日(金)

第2回目の『植物標本づくり体験』では、第1回目に標本にした植物の名前を詳しく調べ、ラベルに書き、標本とラベルを台紙に貼りつけて完成させました。子供たちは、お母さんやお父さんと一緒に、講師の先生に植物の名前を聞いたり、植物図鑑で植物について調べたりしながら、標本づくりを完成させました。ひとつひとつがこの世に1つしかないオリジナルの植物図鑑が完成しました。

講師紹介

上中 央子(うえなか ひさこ)先生

奈良県奈良市にある奈良文化財研究所で、おもに藤原京や平城京の発掘調査で出土する植物遺体(花粉・種実・葉など)の研究をされています。

夏休み体験教室『カイコのマユ染め体験』 第2回目 8月8日(月)

第2回目の『カイコの繭染め体験』では、カイコについての勉強と、カイコのマユクラフト作りをしました。カイコについての勉強では、講師の立石先生から、カイコが幼虫から成長してマユを作るまでのお話と、カイコはお蚕さんと呼ばれ、昔から絹を取り衣服に利用するために人工的に飼育され、感謝の気持ちをもって大切にされてきたというお話を聞きました。

カイコのマユクラフトでは、来年が酉年ということで、鳥の形をしたマユクラフトにも挑戦しました。子供たちの作ったかわいい鳥のマユクラフトぜひ家に飾ってくださいね。

講師紹介

立石 文子(たていし ふみこ)先生

下之郷史跡公園では、「弥生織りの会」の代表として、弥生時代の機織りの道具の復元や染織の研究、各種イベントのサポートなどをされています。また、下之郷史跡公園以外では、近江上布の伝統工芸士として、全国で麻の魅力を伝えるために講演をされています。

夏休み体験教室『魚つかみと調査体験』 第2回目 8月18日(木)

魚つかみ体験第二回目の内容は、松田征也先生による、前回の石田川で獲れた魚のお話。下之郷史跡公園内の復原環濠での魚つかみ体験。復原環濠で獲れた魚の分析の3つをおこないました。

前回の石田川での魚つかみでは、ヌマエビ、ヌマヌツ、フナ類がたくさん獲れました。フナ類は、体験水田に放流しているゲンゴロウブナの可能性が高いそうです。今回の復原環濠での魚つかみでは、前回石田川見た魚にくわえ、外来種であるウシガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニなどの外来の生物がたくさん環濠の中にいることが分かりました。そのため今後対策を考えていかないといけない様です。

二回にわたって行ってきた魚つかみ体験でしたが、暑い夏の日中に冷たい川に入ることもでき、子供たちにも大盛況でした。

講師紹介

松田征也(まつだ まさなり)先生

草津市にある、琵琶湖博物館よりお越しいただきました。底生生物学を専門にマシジミの遺伝育種学的研究など様々な研究をされています。

 

以上下之郷史跡公園で行われた、夏休み体験教室の報告でした。今年参加して頂いた皆様ありがとうございました。今年参加できなかった方は是非来年の参加をお待ちしております。

「今後の行事予定」

もし少しでも興味の持たれた行事、取組み等ございましたら下之郷史跡公園までお問い合わせください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
下之郷史跡公園
住所 守山市下之郷一丁目12番8号
電話 (077)-514-2511

 

 



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